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開発理念

大和は、昭和33年の創業以来トヨタ自動車の純正部品協力メーカーとして、自動車関連用品の生産に携わってまいりました。

大阪万博が実施された昭和45年、ヨーロッパへの視察に出かけた私どもは、そこで毛織りのタペストリーを目にしました。美しいタペストリーに心を奪われた社長の頭に、ある製品のアイデアが頭をよぎりました。それがカーペットタイプの自動車用フロアマットだったのです。

私どもが、カーペットタイプのフロアマットを製造を始めるまで、自動車のフロアマットはゴムやビニールが主流でした。高級車が人気を博していたにも関わらず、マットはあくまで消耗品であり、そこにデザインや質感を求めるという発想そのものが存在していなかったのです。

社員と手作りをしたフロアマットをトヨタさんに持ち込み、フロアマットも時代に即した多様性を持つべきだと提案しました。それが認められ昭和50年には「シャギーマット」が試験販売をされました。さらに4年後、シャギーマットはトヨタ自動車販売株式会社の純正用品指定を受けることになったのです。

以来、社の主幹事業としてフロアマット製造に取り組んでおりますが、現代のフロアマットに求められているのは、デザインや質感だけではありません。大和が研究を進めているのは主に「吸音・遮音・制振」、「抗菌・消臭」、「静電気除去」の機能を持ったフロアマットです。車内インテリアとしてではなく、ユーザーの安全、安心を支える自動車の性能を左右する製品としての進化が始まっているのです。

近年は、フロアマットで培った技術を応用して、他の分野への事業参入も計画中です。「吸音・遮音・制振」、「抗菌・消臭」、「静電気除去」といった機能は、公共のスペースに用いるカーペットとしても最適であり、某有名ホテルから試験的な導入の打診も受けております。